予防歯科とは虫歯や歯周病から歯を守り、ずっと健康を保つための方法です。
「歯医者は歯が痛くなったらいくところ」と思われている方も多いかもしれません。しかし一度、虫歯や歯周病になってしまうと治療が完了してもやはり歯へのダメージは少なからず残ってしまいます。
健康な歯を保ち続けるには、まずは虫歯や歯周病に「かからない」ことが大切なのです。
「なぜ毎日歯を磨いているにも関わらず、お口の病気になってしまうのか?」
お口の中には歯ブラシでは届かない、ご自身ではケアできない場所があり、そのような場所に汚れが溜まっていきます。
毎日のホームケアに加えて、定期的なプロのケアをすることで虫歯、歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。
予防歯科のメリット
歯面に当てたレーザー光の反射を解析し、数値を音色に置き換えることにより歯質の変化を高精度で解析します。視診・触診やX線などによる診断よりも高い確率で初期カリエス(虫歯)を発見します。
お口の中の細菌の量やだ液の性質を知ることが出来ます。患者さまそれぞれのだ液の性質を調査し、虫歯に関する原因因子や今後の危険性などを推測して、クリーニング・指導・対策等を講じるために行なう検査です。
フッ素による効果は①脱灰の抑制(歯が溶けにくくなる)、②再石灰化の促進 (溶け出したミネラル成分を戻そうとする)、③耐酸性の向上(歯が強くなる)などがあります。
専門の歯科衛生士による機械を使った高度なお口の中のクリーニングのことです。歯磨きだけでは磨ききれない部分やバイオフィルム(細菌の集団の巣)を取り除くことができます。
ダイアグノデントによって見つかった初期カリエス(虫歯)や歯の深いみぞの表面を殺菌・消毒します。細菌がいなくなったことを確認したうえで、合成樹脂を埋めて予防していきます。
毎日のセルフケアと定期的なプロのケアをバランスよく受けることによって、虫歯・歯周病を未然に防ぐことができます。
当クリニックでは、病気の早期発見・早期治療、何よりも予防のために定期健診をおすすめしております。
定期健診では、毎日のブラッシングで磨き残しを防ぐために患者さまの歯に合った歯磨き剤や歯ブラシをご説明いたします。お気軽にご相談ください。
唾液は虫歯を抑制してくれる効果があります。
虫歯ができるまで4つのステップ
こうして、歯のミネラル成分が溶け始めることを、脱灰(だっかい)といい、虫歯のはじまりです。
しかし、ここで唾液が働きます。脱灰した歯はすぐに虫歯になるのではなく、だ液によって抑制・再生されます。
だ液の働き
だ液の質や量はひとによって違い、服用している薬や食習慣、精神的ストレスによってだ液の分泌量が低下することがあります。
歯から溶け出す成分量に、再石灰化が追いつかないと虫歯になってしまうのです。
良い食習慣
悪い食習慣